桜を横目にバタバタと忙しい春。
当社にとっては激動の14年目がスタートしました。
そういえば今年は花見にも行けんかったな。
ミュージカル「ケインとアベル」東急シアターオーブ~新歌舞伎座 ツアー大道具
イギリスの国民的作家ジェフリー・アーチャーのベストセラー小説を原作とした東宝オリジナル・ミュージカル「ケインとアベル」
世界初演のツアー大道具を担当させていただきました。
その他、3月もたくさんの作品に関わる事ができました。
関係者の皆さまありがとうございました!!
さて、御園座さまとの契約も無事に終わり、4月から正式にこの劇場を守っていく立場になった訳ですが・・・実はこれが日本各地の同業者の皆さまにはビックニュースとして取り上げていただいている様子。
そりゃそうよね、なんせ僕も正直実感ないからね。
どうやら世間からは「中日劇場を追われた大道具たちが当時の借りを返した」ように見えているんだそうで。
いやいや、そんな仇討ち感覚は微塵もございませんよ?確かに物語のスタートはそこだけど、実際は本当にシンプルな業者替えですからね。
みんな事情を分かってくれてるし、そんな安っぽい感情を未だに振り回す社員は当社には居ません。
クライアントの味方に立ち、劇場と作品を守っていく。僕たちのスタンスはこれまでと少しも変わらないんですよね。
とか偉そうに言いながらも、なんせ久しぶりの劇場付き大道具。社員の皆さんのテンションは普段より高いです。
アレコレと劇場に合わせたアイデアが出てきたり、より安全で使いやすくカスタムしていったりと、にぎやかに作業する姿は大道具としてまさに「水を得た魚」のよう。
ここんとこシビアな局面が続いた僕にとっては野生の魚の群れを見ているようで・・・何よりの癒しになりました。笑
このブログをアップする頃はすでに歌舞伎にどっぷり浸かり、さらに5月には話題の大型公演が待ち構えています。
御園座にご来場の皆さま、どうぞよろしくお願いします!!