ケーススタディ

僕の名前には「成」という漢字が使われているので初めてお会いする偉い人には「成功の成、縁起いい名前でしょ?」なんて自己紹介したりします。

営業がヘタな僕にとって、この名前はちょっとしたお守り代わり。
縁起を気にする業界人にはコレが意外と効果があって、なんとなくでも覚えていてくれたりするんですよね。

 

舞台「千と千尋の神隠し」稽古場~帝劇~国内全国ツアー&ロンドン公演 ツアー大道具&小道具

日本を代表する超話題作、当社が関わる部分の全行程を終了しました。
UK公演は向こうでも大好評だそうで、連日完売を続けながら順調に折り返し地点を通過したようです。
立ち上げを担当した当社のメンバーも無事帰国して、作業報告とともに豪華なお土産(なんか小っちゃいお菓子)もいただきました。

国内ツアーも同時進行ということでキャストもスタッフも2チーム。
初演から深く関わった作品が、こうして好評を得て定番化していくのは感慨深いです。
再演を繰り返し、当社内でも後輩へと引継ぎ続けて、社内文化みたいなのが出来上がっていったらいいよね。
担当さんたち大変お疲れさまでした!UK公演チームも引き続き応援しております!

 

冒頭のお話・・・実際の名前の由来は将棋指しだった僕の父親(アマ有段)が付けてくれた将棋用語。
盤上最弱の駒である「歩」が敵陣に侵入すると強駒に成りあがる、というルールから着想したんだそうです。
俊敏に敵陣に成り込む・・・だって。父ちゃんすまん、期待しすぎ。

「5手先を読み、50点以上の手を指し続ければ簡単には負けんよ」
僕をボコボコに負かした父からのアドバイス、当時はどんだけ考えても意味が分からんかったなぁ。

読むのは5手でいい。50点の手でいい。
これつまり「悪手(あくて)を指さない」という意味なんですね。

いや簡単に言うけど・・・これが一番難しいのよね。
例えば感情にまかせて言ってしまったキツい一言、これは間違いなく悪手。
カッコつけたり見栄はったり、陰で誰かを下げたりするのは大悪手。
相手の気持ちを5手すら読めずに大事な物を失うのは、なにも将棋に限ったことではありません。

将棋に強くなっていくプロセスは、実は人生とよく似ています。
たくさん負け続けること。ただそれだけ。

感情的に動いて孤立したり、攻め急いで自分からバランスを壊したり。
確かにこんなの大悪手。でも実は極上のケーススタディでもあるんですよね。
負けを素直に認めて、悪手になった自分の構想を見直す事。
それが強くなるためのたった一つの方法なんです。

将棋にも人生にも同じような局面が何度も来る。
つまり自分が望むかぎり、何度でも勝負できる。

負けた経験を正しく武器にできていれば、いつか必ず勝てるんです。

 

さて、やっと本題の【中途採用に関するお知らせ】です。

以前告知した当社の中途採用期間が今月10日、なんと本日からリクナビやインディードなど各種媒体で公示となります。
お問い合わせいただいた皆さま、大変お待たせしてすみませんでした。

今回も全員の方とお会いできるかどうかわかりませんが、さすがにここは100点の対応を目指したいと思っています。
気になる方は是非チェックしてみてください。

皆さまとお会いできるのを楽しみにしております!!