「推し活」とおじさん

ミュージカル「昭和元禄落語心中」シアターオーブ~大阪、博多公演 ツアー大道具

大変話題となった新作和風ミュージカル、全国ツアーが無事終了しました。
名古屋公演が無いから全国じゃなく東阪博ツアーになるのかな?最近このパターン多いですよね。
当社からはツアー大道具として参加させていただきました。

 

「市川團十郎特別公演」@御園座

当社の御園座デビュー戦となった歌舞伎公演、無事終了しました。
やっぱり歌舞伎は華やかで良いですね。飾り甲斐があるというか、なんかテンション上がるというか。
公演が3日間しかなかったのが残念。

他にもたくさんの公演に携わることができました。
お世話になった皆さんありがとうございました!

 

舞台に来てくれるお客さん、なんと全体の8割以上が女性なんだそうです。
しかも何度もリピートしてくれるから、ロングラン公演はどうしても女性受けするキャスティングになるんだとか。
いや他意はありませんよ?統計を基にした世間話ですからね?汗

近ごろよく聞くようになった「推し」というワード。
僕みたいなおじさんにとっては聞き慣れない言葉ですが、ニュアンスはなんとなく分かります。
例えば自分に自信をくれたり生き甲斐になっているような人、または団体、グループ。
「ファン」とは少し違って、世間の認知度自体はまだそこまで高くないコンテンツが対象になるようです。

ほんでグッズを買ったり集めたりして売り上げに貢献することで推しの価値を高め、徐々に人気が出ていく過程を後押しするような活動を「推し活」と呼ぶ、と。
ちなみに大人気になったら推し活は終了、いちファンに戻るんだって。


そうなのか、もらった自信や生き甲斐を返しに来てんのか・・・と気付いてから(気付くまでは怖かった)は、
出待ち入り待ちの皆さんすら愛おしく感じるようになりました。
出演舞台に遠くから駆け付けたり、SNSで拡散したり、時にはアンチと本気でケンカしてたり。
健気な推し活の一部だったんですね。

みなさんの推しの舞台、俺らが一生懸命守りますからね、と。
だからおじさんも推しと一緒の劇場に入ってもいいすか?なんかスンマセン、と。

そんなことを想いながら、今日も足早に楽屋口へと向かうのでした。