リアルステージ ルーツについて少々...

今日は突発的に時間ができましたので
私たちリアルステージの「ルーツ」について書いてみようと思います。

中日

私たちリアルステージは、元々「(有)中部綜合舞台」という会社の従業員として名古屋は中日劇場、御園座、名鉄ホールといった
いわゆる(商業演劇場)に勤務しておりました。
平たく言うと「劇場大道具」もしくは「小屋着き大道具」です。
当時は上記劇場を総称して「名古屋3劇場」と呼ばれており、芸どころ名古屋の劇場界をリードしておりました。
毎月有名俳優や演歌歌手の皆様が一か月間づつ公演を行うスタイルが主流で、私達劇場大道具は月の初めに公演を立ち上げ約24日間の本番をこなし、公演月終わりに撤収、また新しい演目が名古屋にやってきて立ち上げ..と、年間通して毎日お芝居やミュージカル、ショー等に携わってきた訳です。
写真はその仕込み風景。屋台とよばれる芝居の大装具を組み立てている所。
奥の必死の形相で屋根を取り付けている大道具は私ですね。(実際そんな大変ではなく表情は写真用)
手前は現中日劇場の制作S氏。

やがて時代は変わり、名鉄ホールは休館、御園座は建て替え、中日劇場は一か月公演スタイルを取りやめ短期公演中心に。
これは名古屋だけでなく全国的な風潮であり、時代の流れですね。
つまり常勤で劇場大道具は必要ない、という事になりました。
一時期はなんと70名以上の大道具さんを抱えていた「中部綜合舞台」は廃業、倒産。
父さんの会社は倒産したんだよ、というギャグを笑えない事態になりました。

とは言え名古屋の同業自体は絶対数が少なく、また名古屋発信の演目は皆無で人が育ちにくいといった特質のこの地域では貴重な「経験の豊富な大道具さん」ですので、需要は多い。そりゃ毎日緞帳を開けて本番の緊張感を味わった訳ですから、嫌でも経験豊富になりますけどね。
その受け皿として設立したのが、私共「リアルステージ」です。
元中日劇場大道具、というブランドが私共の売りでもあります。実際当時の中日劇場大道具棟梁、副棟梁、若手頭など責任者クラスや実動チームのほとんどは弊社所属だったりします。
中日劇場に限らず常打ち劇場の大道具は、毎日毎月毎年起こる様々なトラブルをクリアする能力に長けておると思います。つまり大道具としての限界が高い。(注 野外ステージになると突然おとなしくなります。)
毎月東京や大阪発信の演目に携わっていた為、名古屋に限らず全国どこの劇場でも同じ価値観で動ける、という強みがあります。
実際に県外県内問わず「大道具がリアルステージだと安心」という最高評価を頂ける事も多いです。

こちらは当時の劇場ブログです。
私達社員15名中、実に13名がコチラ出身だったりします。2名は全くの未経験からの入社ですが、そこは育成に自信の弊社。ぐんぐん育って今では愛知芸術劇場に無くてはならぬ存在にまで成長しました。すばらしい。

つらつらと長くなりましたが、上記の内容や歴史は個人の感覚に基づきます。
実際の状況とは違う可能性もあります。ご注意ください。