ここんとこのお仕事

皆様こんにちは。

もう7月なんですね。知らんうちに夏やん。
お祭りに花火、海にプール。そしてビール。最高、ですね。
どこにそんな暇あるの?って社員さん達の悲鳴が聞こえてきそうですが...みんなこのブログ見てないから大丈夫でしょう。

6月もホントにたくさんのお仕事を頂きまして、皆さんあいかわらずバタバタと現場をこなしています。
今回も「ここんとこのお仕事」から。

愛知県芸術劇場 技術監督(代理)※写真なし
我らがホームである愛知県芸術劇場には「技術監督」という職業が存在します。
「技術監督」とは文字通り「技術」を「監督」するのが仕事。劇場に入る前の打ち合わせの時点で図面の精査をしたり、整合性を確認したり、
いわゆる事前トラブルシュートが業務の半分。
あとの半分は実際の仕込みで困った事が起きた時の方向性の承諾や提案、それから各地から来るプロの同業者との情報交換や広報的な物。
現役技術監督が配置されている劇場は全国的にも少数で、当劇場の技術監督は愛知のレベルを上げ芸術分野を盛り上げる為に東京から着任されたという非常に熱い方です。
日本では技術監督という職業は馴染みがなく、最近やっと大きな演目で名前を聞くようになった所なのですが、
いわばその第一人者(現在日本で有名な技術監督さん達はこの方の下で修行したそうです)だけに年イチくらいで大型公演に呼び戻されます。
私が代理を務めるのは今回で2回目。
そんな大物の代役は非常に光栄な事なのですが…なんせプレッシャーすごいです。
名古屋は既に完成された演目が持ち込まれる事(東京スタートのツアー)がほとんどで、普段そこまで深い経験や知識が必要ではないので私でも問題はありませんが。。
実際にやってみると…仕込みやバラし、気になる点が色々と見えてしまう。とはいえ安全ではあるので黙認。この黙認が苦痛。
「安全である事」これが第一優先。当たり前ですけど深いんですよね。
そして安全の次の優先事項が「予算」である事を痛感。これも「当たり前」なんですけどね。
そしてその予算のおかげで割を食うのが、詰め込まれたスケジュールで休憩もままならず一日中走り回るスタッフと、最初から最後までずっとお付き合いする劇場管理チームなんだな、って
今回も実感しました。
自分自身も色々な劇場に乗り込みで伺いますが、各地の劇場さん達には本当に頭が下がります。
本物の技術監督は1ヶ月で帰任され、めでたく無事に平常の劇場に戻りました。
劇場でお会いした方達、いじっていただいてありがとうございました。笑

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「クラブセブン ゼロ」大阪~刈谷公演
これ話題作でしたよね。数年前の再演でした。
弊社から東京引継ぎで2p、地方で6p参加して来ました。
話題作に関われるのはホント光栄です。

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「矢場町お化け屋敷設営」
毎年おなじみ、名古屋の夏の風物詩です。
今回は大人の事情で内装工事のみのお仕事になりました。
元中日劇場大道具棟梁からビスのサイズまで教えてもらえるって贅沢ですな。
僕の新人時代はただ怖く、恐ろしく仕事が速く、怒ってすらもらえなかった雲の上の人。
今は優しく若手指導。ほんとかっこいいです。

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「ラグーナ蒲郡 ナイトプール用ブース設営」
夜のプール。なんて官能的な響き。笑
これカップルしか来たらあかんやつやん、ってつぶやきながら設営しました。
このソファーに座って記念撮影…水着で…
いや絶対盛り上がるわコレ。

最後ポンポンと駆け足で紹介になってしまいました。
他にもたくさん色々な写真があるのですが、毎回ほんと一部だけになってしまって残念です。
今年も忙しい夏になりそうですが、気づくと終わってるみたいに毎年駆け抜けてしまいます。
もっとこの忙しいという「幸福」を噛みしめんか馬鹿者!みたいな気持ちでこのブログを書いている次第です。
単純に物件紹介にならぬ様、偏らない様、もうちょっと修行が必要ですね。笑
暖かく見守っていただけたら幸いです。

また来月。